【テニスボレー打ち方初心者向け完全ガイド】正しい打ち方と練習で試合に強くなる方法をわかりやすく説明！

テニスの「ボレー」は、ネット近くでボールを打ってポイントを取るための大事なショットです。初心者には少しむずかしく感じるかもしれませんが、コツをつかめばだれでも上手になります。この記事では、テニスがはじめての人でもわかるように、ボレーの基本や練習のしかた、うまくなるポイントをやさしく説明します。

ボレーってどんなショット？

ボレーは、ボールが地面にバウンドする前に打つショットです。ネットの近くで、相手のボールをすぐに打ち返すことで、すばやくポイントを取ることができます。ふつうのラリーの途中で前に出てボレーすることで、試合を有利に進められます。

シングルスでは自分の動きの速さが大切になり、ダブルスではボレーがとくに大事なプレーになります。ボレーができるようになると、ネット近くでのプレーに自信がつきます。

ボレーを上手に打つには、まず正しいかまえが大事です。足は肩くらいに広げて、ひざを少し曲げて、重心を下にします。ラケットは体の前で持ち、グリップは「コンチネンタルグリップ」という持ち方が基本です。両手でラケットを持つと反応しやすくなります。

つねに「すぐ動ける」ようにしておくことがポイントです。相手が打つときには、つま先に体重をのせて素早く動けるようにしましょう。初心者はラケットを下に下げすぎることがあるので、ラケットの先が上に向くように意識するといいですよ。

ボレーには「フォアボレー」と「バックボレー」があります。フォアボレーは、自分の利き手側でラケットを前に出して打つショットです。バックボレーは反対側で、ひじを少し曲げて、手首を固定して打ちます。どちらもスイングは小さく、ボールを「押す」ようにして打つと安定します。

強く打とうとして力が入りすぎると、ラケットの面がブレてミスになりやすいです。ボールをキャッチするようなやさしいイメージで、打つタイミングを前にして厚く当てるようにしましょう。

初心者がやりがちなまちがいは、スイングが大きすぎたり、ラケットの面が安定しなかったりすることです。ボレーは大きく振らずに、ラケットの面をしっかり作って当てるイメージが大切です。

また、ボールを見すぎて体が止まると動きがにぶくなります。足を軽く動かしながら、リズムよくプレーすることを意識しましょう。打点が体の後ろになると打ちにくいので、早めに準備して前で打つようにしましょう。ひざを使って体全体でボールを運ぶようにすると、ネットミスもへります。

ボレーをうまくするには、ボール突き（自分でボールを打つ）などの練習をたくさんすることが大切です。次に壁を使った「壁打ち」や、友だちと短い距離でラリーをして感覚をつかみましょう。正しいフォームでくり返すことで、タイミングとラケットの面の安定が身についてきます。

ネット近くからの球出し練習も効果があります。高いボールや低いボール、速いボールなど、いろいろなボールで練習すると試合でも対応できるようになります。

また、左右にふられるボールや足元のボールなど、試合に近い形での練習も大切です。素早い判断とコンパクトな動きが大事なので、フットワークを良くする練習もあわせてやるといいですよ。

試合でボレーを使うときは、前に出るタイミングがポイントです。チャンスボールが来たときに、思いきって前に出てみましょう。出るときは、ステップを軽くふんでいい位置をとります。ネットに近づきすぎないように、距離をしっかり見ながら動くことも大切です。

また、相手の打ちそうなコースを予想して動くことも上級者になるためのコツです。ボールを打ったら止まらず、すぐ次の動きにそなえましょう。ダブルスではペアと声をかけ合いながら、ポジションを調整することが大切です。

コートが使えない日でも、おうちや公園などでできる練習があります。たとえば、壁に向かってボールを軽くボレーしたり、ラケットの面にボールをのせてバランスをとったりするトレーニングが効果的です。

また、かがみを使って自分のかまえやフォームをチェックするのもおすすめです。その場で足を動かすだけのフットワーク練習も、続けると上手になります。毎日ちょっとずつでも練習すれば、少しずつ上達できますよ。

ボレーは最初はむずかしく感じるかもしれませんが、正しいかまえ方や打ち方、くり返しの練習をすれば必ず上手になります。まずは基本をしっかりおさえて、自分のペースで練習しましょう。

ボレーができるようになると、攻撃的で楽しいテニスができるようになります。ネットプレーをうまく使えば、相手にプレッシャーをかけることもできます。この記事で紹介したポイントを思い出しながら、楽しくテニスを上達させていきましょう！