普段テニスコーチをしていてジュニアを指導することが多いです。年齢は3歳から17歳まで、レベルも普及クラスから強化クラスまでまちまちとなっています。そんな僕がジュニアを指導するうえで大切にしていることと成長をサポートすために意識していることを紹介します。

心の成長を大切にする
テニスの技術を伸ばすことは大切ですが、それ以上に大事なのは心の成長です。テニスはメンタルがとても重要なスポーツで、試合中に気持ちが不安定になるとミスが増えたり、プレーが乱れたりします。特にジュニアの時期は、心を強くするトレーニングも必要です。
- ミスしてイライラしても態度に出さない
- ポイント間の時間を長くとる
- 自分のペースを意識する(相手に合わせない)
- ルーティーンを作る
- 次のポイントに集中する(振り返りは試合が終わってから)
試合でミスをしても、すぐに気持ちを切り替えて次のプレーに集中することが大切です。練習の中で「どうすれば気持ちをコントロールできるか」を考えながらプレーする習慣をつけることで、試合で落ち着いてプレーできるようになります。
基礎をしっかり身につける
テニスが上達するためには、基礎技術をしっかり身につけることが必要です。特に次のようなポイントを意識すると、安定したプレーにつながります。
- 正しいグリップの持ち方を覚える
- スイングの基本を練習する
- 体のバランスを意識して動く
- フットワークをスムーズにする
- ラリーのリズムをつかむ
最初にしっかり基本を覚えておけば、後でフォームを直す必要が少なくなります。基礎を大切にすることで、長く強い選手になれます。
楽しさを大切にする
テニスを長く続けるためには、「楽しい」と思えることが大事です。ただボールを打つだけの練習では飽きてしまうので、次のような工夫をすると楽しく練習できます。
- ミニゲームを取り入れる
- 目標を設定し、それを達成できるようにする
- チーム戦やリレーを行う
- 試合形式の練習で成功体験を積む
「楽しい!」と思えると、もっと練習したくなります。そうすると、自然にテニスの技術も上達していきます。
信頼関係を作る
コーチやチームメイトとの信頼関係があると、練習がもっと楽しくなります。良い雰囲気の中でプレーできると、集中力も上がり、成長につながります。
- 目を見て話す
- お互いに励まし合う
- 失敗しても責めずに、次に向けてアドバイスする
- 練習や試合の後に振り返りをする
また、コーチと選手、そして保護者のコミュニケーションも大切です。家でのサポートも含めて、選手の成長を助ける環境を作ることが重要です。
自分で考える力を育てる
テニスは個人スポーツなので、試合では自分で考えてプレーする力が必要です。練習の中でも「どうすればもっと良くなるか」を考える習慣をつけましょう。
- 自分で練習メニューを選ぶ
- 試合後に自分のプレーを振り返る
- 戦術やプレースタイルについて話し合う
- 自主練習の時間を作る
コーチに言われたことをやるだけではなく、自分で工夫することが大切です。考えながらプレーすることで、よりレベルの高い選手になれます。
体をしっかり作る
成長期のジュニアにとって、体づくりもとても大切です。怪我を防ぎ、長くテニスを続けるために、次のようなことを意識しましょう。
- ストレッチをして体を柔らかくする
- 体幹トレーニングでバランスをよくする
- 怪我を防ぐためにウォーミングアップとクールダウンをする
- バランスの取れた食事を心がける
体が強くなると、パフォーマンスも上がります。普段の生活から健康に気をつけることも大事です。
まとめ
ジュニアテニスの指導では、技術の向上だけでなく、心の成長や自主性を育てることがとても大切です。基礎をしっかり学び、楽しみながら練習し、信頼関係を築くことで、選手は大きく成長します。自分で考えてプレーし、しっかり体を作ることも忘れずに、テニスを通じて成長していきましょう!コーチは普段から選手とコミュニケーションを取ることが大切であると私は考えています。
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