前回に引き続きジュニアをテーマに話していきます。今回は、練習メニューについてです。前回の記事はこちら→https://tennis811.com/%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%83%86%e3%83%8b%e3%82%b9%e3%81%ae%e6%8c%87%e5%b0%8e%e3%81%a7%e5%a4%a7%e5%88%87%e3%81%aa%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%a8%e6%88%90%e9%95%b7%e3%82%92%e3%82%b5%e3%83%9d/
ジュニアのテニス大会で活躍するためには、しっかりとした練習が大切です。ただボールを打つだけでなく、効果的な練習を取り入れることで試合で力を発揮できます。この記事では、試合で勝つための練習メニューや上達のポイントをわかりやすく紹介します。

基礎練習を大切にしよう
試合で安定したプレーをするためには、基本の技術をしっかり身につけることが大事です。毎日の練習で意識して取り組みましょう。
- グリップを正しく持とう
グリップがずれていると、正確なショットが打てません。練習前に必ず確認しましょう。 - フォームをチェックしよう
正しいフォームで打つと、安定したショットが打てるようになります。動画を撮って自分のフォームをチェックするのもおすすめです。 - フットワークを鍛えよう
速く正確に動けるようになると、試合での対応力が上がります。ラダーやステップ練習を取り入れましょう。 - ボールコントロールを上げよう
球出し練習で、スピンやスライスなどの回転の違うボールを打ち分ける練習をしましょう。 - バックハンドを強くしよう
片手バックハンドと両手バックハンド、どちらも試して自分に合う打ち方を見つけましょう。
基礎の自動化(無意識でもできるようになること)ができるようになると、戦術や予測能力のほうに時間を割けるので基礎練習は長くとることをお勧めいたします。
実戦を意識したラリー練習
試合に近い形でラリーを行うと、実戦で役に立つ力がつきます。目的を決めたラリー練習を行いましょう。
- コースを狙って打とう
クロスやストレートに打ち分けることで、試合の中で戦略的にプレーできるようになります。 - 試合でよく使うプレーを練習しよう
「深いボールを打ってからアングルショット」など、試合で使えるショットを繰り返し練習しましょう。 - ポイントを意識したラリーをしよう
1ポイントずつ競う形でラリーをすると、試合のプレッシャーに強くなります。 - ネットプレーを強化しよう
ボレーやスマッシュを積極的に使えるように、ラリーの時から意識して練習しましょう。 - ドロップショットとロブを活用しよう
相手を動かすショットを練習すると、試合で有利に戦えます。
ラリー練習では、ボールの軌道や落下地点、深さや回転のコントロールなどを意識して、コースやショットの種類を意識できると戦術の幅が広がっていきます。
サーブとリターンを安定させよう
サーブとリターンは試合の勝敗を左右する重要なショットです。しっかり練習しましょう。
- ターゲットを決めてサーブ練習
コートの中に目標を置いて、狙った場所にサーブを打つ練習をしましょう。 - リターンを安定させる
速いサーブや回転のかかったサーブに対応できるように練習しましょう。慣れてきたらコースを変える練習もしていきましょう。 - 試合をイメージしたサーブ&リターン練習
サーブとリターンの流れを意識し、実戦形式で練習しましょう。 - セカンドサーブを強くしよう
ミスを減らすために、回転をかけた安定したセカンドサーブを打つ練習をしましょう。その際コースも意識できると尚良いです。
試合で勝ちあがるためには、サーブとリターンのアンフォストエラーをいかに減らせるかが重要です。まずは、サーブとリターンの確立とコースを意識しながら最後にパワーやスピードを意識するのが良いと思います。

試合で勝つための戦術
試合では、ただなんとなく打つのではなく、戦術を考えることが大切です。
- 試合の流れをイメージしよう
相手のプレースタイルに合わせて、どんな戦い方をするか考えましょう。 - 攻撃型と守備型の対策を練習
攻撃型の相手にはしっかり守り(しっかり深く打つ)、守備型の相手には積極的に攻める(ネットプレーをする)戦術を練習しましょう。 - メンタルを鍛えよう
緊張した場面でも落ち着いてプレーできるように、集中力を高めるトレーニングや気持ちを切り替える練習をしましょう。 - タイブレークの練習をしよう
タイブレーク形式の練習を取り入れ、接戦になったときに冷静にプレーできるようにしましょう。これをすることで、1ポイントの大切さが分かると思います。
特に、試合では相手やサーフェス、ボールや天候など環境に左右されることが多くなっていきます。まずは、その環境になれること。その中で、自分のいつものプレーができると試合に勝ちやすくなります。時には、自分のプレースタイルにこだわるのではなく、臨機応変に対応するのも大事になっていきます。

体を鍛えて試合に備えよう
長い試合でもいいプレーができるように、体をしっかり作ることが大切です。
- ストレッチをしっかりしよう
怪我を防ぐために、練習前後のストレッチをしっかり行いましょう。 - 筋力をつけよう
体幹や下半身のトレーニングをすると、安定したショットが打てるようになります。 - スタミナをつけよう
長時間動けるように、ランニングやインターバルトレーニングを取り入れましょう。 - 休息を大切にしよう
練習後の回復も重要です。バランスの良い食事と十分な睡眠をとりましょう。
特に休息は大事になっていきます。疲れた状態で練習しても良いパフォーマンスは得られません。疲れや集中力がないときは、テニスから一旦離れてテニス以外のことに没頭する時間(勉強や遊び)も大切です。
まとめ
ジュニア大会で勝つためには、毎日の練習を積み重ねることが大切です。基本の技術を正しく身につけ、実戦を意識したラリーやサーブ&リターンの精度を上げていきましょう。また、試合での戦術を考え、どんな相手とも戦える柔軟なプレースタイルを身につけることも重要です。
さらに、強い体と精神力を持つことで、最後まで諦めずに戦い抜くことができます。スタミナをしっかりつけ、試合のプレッシャーにも負けない強いメンタルを育てましょう。
しっかりと準備をして自信を持ち、試合で思い切り自分の力を発揮できるかが大切になってきます!練習を積み重ねた分だけ、必ず成長できるはずです。
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